税理士法人山中税務会計事務所

時々日記

帰宅難民・・・・

2011年3月14日 08:34

 3月11日の東北地方太平洋沖地震と名付けられた、観測史上最大の大地震を皆様はどごで体験したでしょうか?


 確定申告真っ最中なので会計事務所内で体験した税理士の方も多かったのではないでしょうか。私は、既に所得税の確定申告は終わっていたので、相続の打ち合わせで神奈川県座間市のお客様のところに出張していました。


 
 お客様宅で揺れを感じ、そのとき生まれてからこんなひどい揺れの地震を体験したことはないと直感しました。直ぐにテレビを付けてもらうと津波の警報が。普段なら数十センチなのに、画面には3メートルから8メートルの津波警報が・・・。

 徐々に海面が上がり始め港の地面に達すると瞬く間に津波が押し寄せ、リアルタイムで津波の映像を見て鳥肌が立ってしまいました。

IMGP2477.jpg 小田急線の南林間という駅まで、送ってもらいましたが、午後4時の時点では、全線不通で復旧のめどもたたない。

喫茶店で一時間過ごし、駅に戻るも状況に変化なし。


情報が入手できない。


 

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駅近くの地元の居酒屋を窓越しに除くと、店主がカウンターでテレビを見ていたので、のれんをくぐる。

 店には先客の関西なまりのサラリーマン二人が座敷でテレビを見ていた。テレビで被災地及び首都圏の情報が判明するにつれ、これは帰れないかも・・・・。


そして私は、9万人の帰宅難民のひとりになりました。

世話になった、居酒屋「大倉山」さん。


 
 

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先客のサラリーマン二人が、早々に帰宅をあきらめ居酒屋隣のビジネスホテルを予約。

それが最後の二部屋。

私はお店から徒歩3分のホテルを紹介してもらい、なんとか部屋を確保できました。
 

ビジネスホテル「りんかん」。

IMGP2471.jpg ホテルはこんな感じ。

アット言う間に満室でした。


 

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一応、朝食用にパンとコーヒーが。


 携帯はつながらず、ホテルからの外線もつながらない。家族には連絡とれないまま、余震を感じながら安物のベッドで一夜を過ごす。

しかし、野宿でなくて幸運でした。


 

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ホテルが小田急線の線路沿いなので、朝から電車の往来の音がしていたので、南林間駅へ。


電車の運行を確認にしてホット・・・。

 

IMGP2478.jpg9時前に新宿到着。  

 普段の土曜日朝の新宿とは全く違う雰囲気。疲れきった人々が、下り方面の電車に向かいます。

 止まっていた時間が、動きだし昨日の午後4時以降をやり直している感じ。

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 自宅近辺では、屋根の瓦の損壊している家屋がいくつか目に付きます。

 今朝家族と連絡がとれ報告では、全員無事だか部屋の中はメチャクチャの状態とのこと。私の部屋には誰も入っていないらしい。

IMGP2488.jpg 心配は、階段と部屋のギターハンガーにつるしてあるギター達。落ちたりしたら、アウト。 

 しかし書籍やCDが書庫から飛び出し散乱しているものの、ギターはすべて無事でした。


 部屋の後片付けをして、あまり眠れてないのでそのまま寝てしまいした・・・。


 

一夜明けて、被害状況の甚大さが次第に明らかになり。被災された東北地方の人々には、なんとも言葉もありません。ボランティアの気持ちはあるものの現実的には、難しいのでせめて寄付くらいしかできない・・・。


 明日3月14日は、東京電力より5地域に分けて計画停電の報告。事務所所在の小平市美園町はと第三グループなので、午後は仕事にならないかも・・・・。

 早くに所得税確定申告を終えていて良かったと、つくづく思いました。今の会計事務所は停電してパソコンが使用不可能では、電子申告だけでなく、日常業務もできない。

2011/03/12 ky