税理士法人山中税務会計事務所

時々日記

孫への教育資金贈与>>>話題先行し過ぎ?

2013年4月 5日 18:46

今週は、月曜日が4月1日という正に新年度スタートの一週間でした。
3月29日の参議院本会議で税制改正法案が可決し、成立した。



写真上は、財務省ホームページの改正税制のPDFをダウンロードできるサイト。
法律で詳細を理解したいものも有るが、余りにも膨大かつインデックスもないので、個別的に取り出すのは難しい。
さすが役所のやることは、不親切...。
制度によっては、4月1日適用のものもある。
今話題の「孫への教育資金贈与の非課税」などは、疑問点が多いので特に条文の確認がしたいものです。



3月中の日経新聞の記事。
金融機関機関による富裕層の争奪戦の準備が、着々と進んでるとのこと。
三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、りそな銀行が、今週から新サービスをスタートとも報じられた。
なんと今週中に、2件のお客様から、「金融機関がセールスに来た」「早く契約した方が有利なのか」などの問い合わせがありました。


教育費の範囲、相続開始時の取扱等の不明点があるのに、金融機関のセールスはどんな説明をしているのだろうか?責任ある行動とは思えないのだが‥‥。

この制度、税制とは別の視点で問題有りとのコラムをネットで見つけた。
「汗かき働いた結果による所得の格差と違い、タナボタ的収入による贈与により、教育機会に格差が出来ることは、安倍総理が唱える「誰にでもチャンスがあり、夢に挑戦できる国」と矛盾しないのか?」という内容。
興味のある方は、「大西良雄ニュースの背後を読む」で検索してみて下さい。
ともかく不明な部分が多いまま制度はスタートし、商品も売り出された。

2013/04/05 Ky. By Blog Press
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