税理士法人山中税務会計事務所

時々日記

First Cabin>>>>つまり簡易宿所

2012年5月10日 08:38

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  今年のGWの北海道スキーでは、最近テレビニュースにて紹介されたANAがこの4月にオープンさせた「First Cabin」を利用しました。

  

 数年前に札幌の法人のお客様に税務調査があった時、現地に午前中に到着したいので早朝の飛行機便を利用しようと思ったが、空港周辺に適当な宿泊施設が見つからなかったことを思い出します。そんな訳で今の先も利用できるのかの視察も兼ねました。

 

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 写真左は、エントランスロビー及び受付カウンター。

 広々して、ちょっとしたビジネスホテル並みに綺麗。

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 受付カウンター脇の自動ドアから進入すると、施設内は、こんな感じ。

 睡眠し易いように、照明の光量を少し落としてあり、換気扇の音だけがする静寂な空間。

蛇腹カーテンとロールカーテンのキャビンが多数。 

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 写真左は、私が利用した2種類のうち大きい方キャビン。

 見た目は、綺麗なのだが内部を歩き回るとキシミ音がする。部屋とはいえないので、隣室の人の気配が感じ取れてカプセルホテルに宿泊経験の無い私には、ちょっと不安。

 蛇腹カーテンのドアは、開閉の度にうるさいし、なんといっも鍵を掛けることができない。

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 ベッドの下にある鍵付きの引き出し。

 木製だし簡単に壊されそうで貴重品を入れてこの場を離れるには心配。

 小さい貴重品はフロントのセーフに預けるよう案内書に記載してありました。PC等の大き目の貴重品は保管に苦慮します。

 「First Cabin」なんて洒落た名称になってますが、所詮カプセルホテルすなわち簡易宿所なのでこんな程度が設備の限界なのでしょう。ちなみに、簡易宿所とは旅館業法第2条4項に次のように規定されています。「宿泊する場所を多人数で共有する構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のもの」。

 更にその構造基準は、施行令第1条3項に規定されています。
1 客室の延床面積は、33平米以上であること。
2 階層式寝台を有する場合には、上段と下段の間隔は、おおむね1メートル以上であること。
3 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。
4 当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き、宿泊者の需要を満たすことができる規模の入浴施設を有すること。

5 宿泊者の需要を満たすことができる規模の洗面設備を有すること。
6 適当な数の便所を有すること。

  「First Cabin」に浴場設備があるのは、上記4によるのが理由です。羽田空港近辺には確かに公衆浴場は見つからないでしょうから・・・。しかし、部屋のドアに鍵を施せないという基準はどこに書いてあるのだろうか?

許可は都道府県知事なので、各都道府県の条例でもあるのだろうか・・・・?

2012/05/10 ky