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2011年11月10日 11:50
昨日8日にパリで開催された男子プロテニスのマスターズ大会で、期待の錦織選手は一回戦敗退という残念な結果となりました。
しかし前週のスイス室内では、世界ナンバーワンを破って見事準優勝して、ランキングは日本人として過去最高の24位です。
長年テニスをプレイしている自分にとっても、たいへん喜ばしいことです。
約25年前に私がテニスに興味を持ったマッケンロー時代のテニスと今のテニスは大きく変わりました。
最も変化したショットは、ストロークしょう。しかも、それはバックハンドよりフォアハンドに顕著です。
バックハンドは両手打ちが主流ですが、当時でもコナーズやボルグなど両手打ちの選手は沢山いました。
しかし、フォアハンドストロークは全く別物になりました。
それは錦織選手に見る最近の若い選手の厚く握グリップによります。
なんだろ、超ウェスタンとでも言うのか?
私がテニスを習い始めた頃は、ストロークは、ラケット面にボールを「乗せて運ぶ」と教わりました。
グリップはイースタンが基本で、スタンスはクローズなので、フォアなら打点はオヘソの前でした。
そして、ボールを運ぶ感覚が強いので体重移動は、右利きプレーヤーなら後ろ右足から前の左足になります。
グリップの握りが変わることにより、打点や体重移動が変化しスイング起動も変わりました。
グリップが厚くなればなるほど、打点は前になります。
なぜなら体に近くてはラケット面は下向きのままで、ボールとのインパクト時にラケット面が垂直にならないからです。
また体重移動は明らかに以前の後ろから前の要素はなくなり、後ろ右足を軸に下から上の運動と回転運動を使ってボールにコンタクトします
そしてボールスピードを上げるには、インパクトまでラケット面の運動量を最大にします。
つまりおもっきり「ひっぱたく」みたいな感じです。
さらに、インパクトは既に前なのでスウィング起動は、おのずとワイパーになるのです。
現在私が通うテニススクールの子供達の写真。
全ての子供が、フォアは超ウェスタン。
思いっきりひっぱたき振り抜きます。
私はこの半年間、スクールに通ってフォアハンドストロークの改善をしてます。
超ウェスタンは無理にしてもウェスタンで悪戦苦闘中。
厚い握りにはだいぶなれましたが、まだボールへの入り方や右足を軸とした回転運動が習得できない。
一度体に染み付いたクセは、この年齢になると矯正するのが大変だと実感。
錦織選手が生れる前からだからな~・・・。
2010/11/09 KY
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