税理士法人山中税務会計事務所

ブレイク

ヒグマ小説いろいろ

2011年8月11日 14:41

お盆の時期になると福島での渓流釣りでツキノワグマに遭遇したことを思い出します。


今夏は、たまたまクマの小説を3冊読みました。
クマといっても、ツキノワグマではなくヒグマです。

IMGP3682.jpg

きっかけとなった最初の一冊は、「ファントム・ピークス」。
著者は北林一光氏。2005年に45才という若さで癌にて他界。世に出た作品は、この一作品だけのようです。


書店でこの本を手にとったのは、カバーの絵に描かれていた葉がアンリルソーが描くそれと雰囲気が似ていたからでした。


そして他界した作者の友人たちの手によって07年に単行本化されたとのことにも興味を持ちました。


ヒグマのパニック物とは知らず、初めのうちはサスペンス物と思って読んでいました。

ちょっと鳥肌がたつような描写もありますが、娯楽小説として読めます。
ネタ本は、吉村昭氏の「熊嵐」だとネットに書く人もいますが、全くの別物です。

IMGP3683.jpg次に読んだのがその吉村昭氏の「熊嵐」でした。


大正4年、北海道で起きた世界獣害史上最大の惨事といわれる苫前三毛別事件を題材にしたノンフィクション小説です。


さすが吉村昭氏のノンフィクションは、緻密に調べられた上での小説なので、「事実は小説より・・・」です。


IMGP3684.jpgそして最後に読んだのは増田俊也氏の「シャトゥーン ヒグマの森」です。


ミステリー系の優秀賞受賞となってますが、まったくミステリーの要素はありません。グロテスクものでしょうか・・・。


途中で読むのを辞めようかと思うほど、心地良くないしストリー展開も見え見え。


主人公のモチーフが私が好きなTBSラジオの「キラキラ」の小島慶子さんだというウワサですが、それでも好きにはなれない小説です。


獲物への執着、特に人間の女性を好むとかヒグマの習性は、3冊の本を読んでよく理解できました。
音で人間の存在を知らしめるというツキノワグマには通用する対策も食害のあるヒグマには、かえって逆効果なのですね~。

 

ネットでヒグマによる食害事故のページをみると、一般人の被害者のほとんどが山菜採りか渓流釣りになっています。機会があっても北海道では絶対に渓流釣りは、しないことにしました。

2011/08/11 ky