税理士法人山中税務会計事務所

ブレイク

ルソー「子供と操り人形」  世田谷美術館

2010年9月21日 17:06

 やっとあの酷暑がひと段落、日差しは強いが素肌をなでる風はひんやりと秋を感じさせてくれます。

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 9月の美術館巡りは、世田谷美術館に行ってきました。「ザ・コレクション/ヴィンタートゥール」です。

 今までは、動的な芸術である演劇・映画・音楽は守備範囲でしたが、静的な芸術はちょっと苦手でした。まだまだ、素人で知識もないけれど、純粋に絵を鑑賞することがとても面白いと思うようになってきました。


 ヴィンタートゥールとは、スイスの小都市ですが、資産家達が数多くの美術作品を集めた文化都市として有名なのだそうです。


 展示は第一章印象派から始まり第八章素朴派まて゜の構成です。初心者の私には音声ガイドが頼りです。

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  今回見たいのは、なんと言ってもアンリルソーの作品。「子供と操り人形」でした。今回は「赤ん坊のお祝い」という題名になっています。美術の世界でもなんだか邦題はいい加減・・・・。


 とても不思議な絵です。金髪のちょっと小太りの子供(男女の区別はつかない)が、堂々と真ん中に立ち、花摘みなのに左手に操り人形を持ってる。足下の芝生や背景の木々の緑の描写と色使いは、ルソー独特です。なんとも、印象的な絵で、一度見れば忘れないインパクトがあります。


 今回ルソーの作品は、たった2作品でしたが他の作品も興味深いものでした。

 
 世田谷美術館の会場で知ったのてすが、箱根のポーラ美術館では、ルソーの特集が先週の土曜日から来年3月まで開催されているそうです。しかも、16作品。世田谷美術館からも4作品貸し出されているそうです。


 是非、年内に一度、そして年明けてからもう一度行ってみたいものです。

 2010/09/21 ky