税理士法人山中税務会計事務所

ブレイク

アンリ・ルソーの「蛇使いの女」

2010年8月16日 15:28

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 美術館で絵画鑑賞なんて柄ではないのですが、5月から開催されていた「オルセー美術館展2010」には、是非行って見たいと思っていました。

最終日(8月16日)が近づいていたので、先週の金曜日(8月13日)に、六本木の国立新美術館に行ってきました。

 

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  お盆休みでもあって、長蛇の列。

 入場まで70分待ちでした・・・・。意外な混雑。

 飲食店でも列に並ぶことは、好きでないので全くしたことがないのですが、今回ばかりは例外です。この機会を逃すとパリまで行かなくてはならないですから。

 フランスのオルセー美術館から、100点を超える傑作が一挙に展示されるのは極めて珍しいことで、同美術館から将来再び一括して貸し出されることはおそらく無いとのことです。

 

 モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ロートレック、スラー、ルソー、など絵画素人の私でも名前だけは知っている巨匠達の本物の作品を一挙にみられるのは、本当に素晴らしい企画です。

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 そんな100点を超える中でも、一番観たかったのは、ルソーの「蛇使いの女」て゜した。

 展示場所は、最後の方のスペースでしたが、

100号近い巨大画面とビビットな色使いに圧倒されました。

 空想による森林の風景画なのに、なんと躍動的な絵なんだろう・・・。

 ゆっくり立ち止まらないように促されましたが、何度も戻って、じっくり本物を脳裏に焼き付けてきました。

 ルソーは、パリの関税吏(入市税関の職員)という役人生活をしながら絵を書き、50歳で退職してから「戦争」「眠るジプシー」そして今回の「蛇使いの女」などの名作を世に残しています。

 

  生前の数少ない、ルソーの理解者であるアポリネールという詩人の詩が、ルソーの墓碑銘には刻まれているそうです。

 「やさしいルソーよ 聞こえますか

  私達の挨拶が

  ドローネ夫妻とケヴァル氏と私

  私達の持ち物は天国の門では無税で通してください

  あなたに筆と絵の具とカンバスを持ってきました

  永遠の真実の光で描いて

  あなたの神聖な余暇が過ごせるように

  かつてあなたが

  星を見ながら私を描いたように」

 

 2010/08/16 ky