【営業時間】
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2010年9月28日 15:03
久しぶりのギター紹介は、実は現役ではなく、物置そして倉庫で長い間眠っていたギターです。
「L・M・G custom」という名前の日本製のギターです。このギターは私が中学3年か高校1年の頃に購入したものです。よって、1970年代初めのもの。明らかに当時あこがれのマーチンのドレッドノートを意識したギターです。
自宅から徒歩3分位の目白通り沿いに当時「太田楽器店」というお店がありました。小さなお店でレコードはたいした枚数を備えていませんでしたが、お店の奥はギターの修理場になっていました。
もちろんギターも多数陳列していた記憶はありませんが、中学時代のギター小僧の福岡君から聞いた話では、加藤和彦さんのギターなどプロの楽器の修理をそこでしていたそうです。
ここの店主が40年前に薦めていたのは、ヤマハ等の有名メーカーではなく、「Jumbo(ジャンボ)」というメーカーのギターでした。そうです田原楽器です。
当時の私には、「Jumbo」は価格的に手が届かなかったので、店主に18000円のこのギターを薦められました。
この時、「Jumbo」と同じ所で製作されていると言われたと記憶しています。
たしかに、先ほどオークションに出品されている「Jumbo」J-40を見たのですが、そっくりです。サイドとバックの木目は同じですし、バックの膨らみもそのまま。違うのはネックです。私も当時から気になっていたのですが、ハイポジション付近のネックに木の節があるのです。たぶんネックの材に安い物を使い価格を抑え、名前を変えて販売していたものと推測します。
実は、今回このギターは北海道の安藤さん(アンチャン)という工房に、修理に出すことになりました。きっかけは、一緒にバンド練習しているやはり安藤さんが、中学時代に購入したヤマハのギターをアンチャンさんに調整してもらい素晴らしい状態に蘇ったことです。
北海道に発送する前に、弦を張り替えて昨夜弾いてみました。5年前に弾いてみた時は、なんとも思わなかったのですが、昨夜は胴鳴りがしてとても18000円のギターの音色ではありませんでした。サウンドホールの縁の木目からは、単板か合板か判断微妙です。でも、単板の可能性も・・・・。
再生されて戻ってくるのが、今から楽しみです。
2010/09/28 ky
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