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2010年12月20日 12:59
ギターリペア報告の最後は、ギター紹介#5のLMG Costomです。このギターだけは、バンドの安藤さんの紹介で北海道のルシア安藤さんに修理を依頼しました(ややっこしい?)。
当初のメールでは相談しながらリペアを進めましょうとのことでしたが、ギターを送ってから50日後に次のようなメールが届きました。
「トップは合板ですが乾燥しきっていますので音量は結構良いと思います。症状はネックが起き上がっているのと、ブリッジ周りが膨らんでいて弦高が高くなってしまっていましたので、フレット交換と指板修正、それとボディ内部のブリッジプレートを新しいローズウッドに交換しました。あと元々のナットとサドルがプスティックでしたので牛骨に交換しました。あと、エンドピンが金属でしたのでよりドレッドらしく白のプラスティック製に交換しておきました。」
仕上がりはこんな感じ。やっぱり合板でした。でも40年近く経過していれば、「乾燥しきっている」という表現はよくわかります。
私が所有する60年代のビンテージのトップやバインディングの色焼け具合がそっくりです。
フレットは全て打ち直し、更に指板がきれいに削られています。
リペアに出す前は、1弦と2弦の1フレットと2フレットは、高校時代ローコードばかり押さえていたのでへこんでいたのに、すっかり新品ギターのように綺麗な状態。
しかもネックが細くなり握り易くなりました。
たしかにブリッジ付近の盛り上がりが、だいぶ抑えられています。本体内部の裏側の確認できませんが、ブリッジプレートを交換してくれたそうです。
サドルとナットは、牛骨に変更。音質にかなり影響します。
エンドピンが金属製だったなんて、意識していませんでした。こだわって頂いて申し訳ない気持ち。
鳴らしてみると、うん胴の響きを体に感じます。音量が十分なばかりでなく、かなり良い音です。マーチンのように鈴鳴りではありませんが、弦をエリクサーに交換すればかなり近づきそう。フィンガーピッキングよりストロークで鳴らしたほうが、乾いた音がして気持ちいい。
この演奏のし易やすさと音は、とても18000円のギターではりません。ちょうどマーチンOO-18Vの修理代と一桁ちがう・・・。
そしてなによりも感激するのは、高校1年生の時に軽音楽部で弾いていたあのギターを、50歳を経過して今再び弾けるという事です。他のギターとは違った意味で一生大切にしていくギターの一本になりました。
2010/12/20 ky
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