税理士法人山中税務会計事務所

ブレイク

ギター紹介#3 1946年製エピフォン

2009年10月20日 13:46

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 1946年製のEpiphone(以下エピフォン)Zenith。最近、63年前のギターをオークションにて落札しました。

 エピフォンは当初、バイオリンやリュートを制作、その後マンドリンそしてバンジョーを制作し、1928年に社名がエピフォンとなりギターの制作を開始しました。

ギブソンのライバルでしたが、1945年の経営者エバミノンダスの死去により、ちょうど私の誕生した年の1957年にギブソンに買収されました。


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                                        このギターはそのさらに11年前のもので、シリアルナンバーは55008です。Fホールから覗けるラベルは綺麗な状態で「Manufactured by Epiphone inc New York」と印字されています。従って、ニューヨーク工場にて製造されています。

 
 創業当時より箱物(フルアコ)を得意とていた、エピフォン社のアーチトップギターです。ギターの音量を増やす為には、電子的手段(エレキギター)に移行する以前は、バイオリンに由来する手法により、木から削り出しをしてギターを制作していました。

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 ジャズで使われるほか、日本では演芸分野にてお笑い芸人が使用していました。玉川カルテットとか・・・・。


 このギターは、ともかく良く鳴ります。60年以上の長い年月で木が完璧に乾燥して、言うなれば「直球的」に音が抜けます。従って、ジャズに限らず、アコギで倍音の欲しい曲でも何の違和感もありません。サイズもたぶん16インチの為、日本人の体型にはシックリきます。


 最初、安定しなかった3弦と4弦も常にテンションを掛けることによりだいぶ安定してきました。しばらくは、手放せないオールドギターになりそうです。


2009/10/20 ky