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2012年6月26日 09:32
ギター紹介10本目は、最近
40年振りにハマったCS&Nの勢いでネットオークションにて落札した1979年製のモーリスのギターです。
まずは全体像。
トップはスプールース単板。
目だつ傷はなく、35年近く経過したギターとは思えない程美しい。
ヘッドには縦ロゴ。
Mで始まるし、それをCFならぬTFで挟んでる。
モーリースには、過去に横ロゴでマーチンそっくりが販売されたようですが、まじ似のため1年で販売やめたモデルが存在するらしい。
縦ロゴには、寛大のようです。
バックは、ハカランダ合板2枚と真中にチェスナットという素材の3ピース。
チェスナットとは、調べると栗材で主にエレキで使用されるが、アコギの3ピースバックのセンターに使用されることもあるとの記述あり。
サイドもハカランダ合板。
従って、かなり重いギターです。
指板のポジションマークのインレイン。
ヘキサゴン型、すなわち、そろばん玉型(税務署仕様?)。
ちょっぴりケチって、本家とは異なり1フレットと14フレットにはポジションマークが無い。
ヘッドは、Vジョイントそして、ヒールは水平方向に接いでいる。
高級ギターのネックは単一材になっているが、35年前でも60,000円の価格設定ではさすがに単一材は無理でした。
ジャパンメイドであることが、ラベルで判る。
ヘッド裏側に、シリアルナンバーが刻印。
830916と読み取れる。
肝心の音色はどんなもんでしょう?
合板とはいえハカランダなので音の響きは胴響を感じるものの、短音は籠ってしまいストレートに前には出で来ない。
フィンガーピッキングには、不向きかもしれない。
しかし、コードストロークは素晴らしい。
勿論、マーチンのドレッドの様に低音は鳴らないが、箱鳴は充分堪能できる。
写真は、2005年のAcoustic Guitar MAGAZINEに掲載されたヤイリのギター。
そして右側のギターは、昭和48年のYW-600というモデル。
当時の価格がやはり60,000円の設定なので、私のモーリスW-60と同価格。
材もトップ単板でサイドバックがハカランダ合半なので、ガチンコです。
当時の日本はともかく、マーチン社のD-45に、ギターの作り手も、弾き手も憧れていたのでした。
たまたま、最新号のAcoustic Guitar MAGAZINEでは、日本のCS&Nと言われたガロの大野氏が
D-45の特集でインタビューを受けています。
私も何時かは、D-45かな・・・・・。
2012/06/12 ky
※過去のギター紹介ブログ
#1 ギブソンLG-1 2009年6月
#2 エアーズCSR 2009年 8月
#3 エピフォン・ZENITH 2009年 10月
#4 マーチンOO-18V 2010年 4月
#5 LMG 2010年 9月
#6 マーチンLMX 2010年11月
#7 ギブソンJ50 2011年4月
#8 J.K Chaki 2011年8月
#9ラリヴィーOMV-10 2011年11月
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