税理士法人山中税務会計事務所

ブレイク

ギターリペア報告 #1

2010年11月26日 12:38

 この秋はギターリペアの秋でした。お客様の代表者のギターを含め4本修理を依頼しました。先日4本目のギターも戻ってきたので、その報告を・・・。


 ますば私の所有ではないこのギター。先日も書き込んだように、このギターは米国在住のお客様の代表者の今は亡き弟さんの形見のギターです。ヘッドのロゴも消えかけて読みとれません。トップは明らかな合板、ナットが木製のパーラーギターなので、決して高価なギターでもないし、音も期待できる品物ではありません。


 修理に出す前の状態は、弦高は6ミリと高く、まったチューニングしてもピッチが合わないので、とても曲を弾ける状態ではありませんでした。押尾コータローさんや中川イサトさんのギターを修理するアンフィニの藤岡に依頼するのも気が引けてしまうのですが・・・・。

変換 ? IMGP1970.jpg

 さてさて、戻ってきてどんな感じでしょうか。

 
 ブリッジは弦高を低くする為に、再製作し直してもらっています。

IMGP1974.jpg

結果弦高はこんなに低くなっています。


IMGP1971.jpg いただけない木製のナットも交換。

 エボニーでやはり再作成。

 しかも黒色にしたのは、形見のギターなので前の雰囲気を壊さないようにとの配慮によります。

IMGP1972.jpg

 そして、裏板にかなり長いクラックがあったので、パッチで補強してありました。


 

IMGP1975.jpg

出来上がりは、こんな感じ。
ちょっと曲を弾くのも困難だったギターですが、ちゃんと「楽器」に変身。持ち主に戻す前夜、試奏してみました。
チープな音だけど以外にいい音です。なんと1時間以上も弾き続けてしまいました。


 翌日、所有者にお戻しして、弾いてもらいました。弾き易すくなってというか、ちゃんと楽器になって大満足の様子でした。その音を聞いて感じたのですか、このギターは聴き手よりも、演奏している本人のほうが気持ち良い音に感じる、まさにパーラーギターのようです。


 コストは約5万円かかりましたが、たった一人の兄弟の形見ですから、これから長きに渡り手元にて弾き続けられるのなら安いものです。アンフィニの藤岡さんからの請求書に商品欄は「不明」、しかしメーカー欄は「College Pal」となっていました。いかにもアメリカらしいネーミング・・・・。

2010/11/26 ky