【営業時間】
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2012年4月17日 15:58
ちょうど3週間前の3月27日に事務所が利用している財務ソフトのPCAの本社に行ってきました。
ソフトを利用して早くも20年になりますが、千代田区富士見にある本社を訪ねるのは初めてです。
その目的は、研修会。といっても参加者は会計事務所だけなのですが、8名という少数精鋭?
テーマは、「クラウドで会計事務所のビジネスが変わる!」。
民間ソフトウエア会社のSaaSの説明会です。
SaaSと言えば、経済産業省が推奨していた中小企業の財務、給与等のJ-SaaSはどうなってしまったのか?税理士会でも全く話題にもならない・・・。導入コストとかが高額なのではないかと推測してしまう。
事務所で使用している税務関係のソフトはNTTデータの「達人」シリーズです。こちらでも、ストージサービスを開始してるので、いずれにしても将来クラウドは避けて通れない感じ。 今回研修に参加した目的は二つです。 ひとつは、ソフトのバージョンアップコストの削減です。 現在使用している古い財務ソフトは既に会社からサポートが得られなくなるとの通知を貰ってます。財務ソフトは税務ソフトや給与ソフトと異なり常に最新版にしておく必要はありません。しかし、近い将来消費税率のアップは避けて通れません。しかも、平成26年4月に8%、平成27年10月に10%、危機的日本の財政状態を鑑みると、さらなる税率変更もそう遠くないのでは・・・。 スタンドアローンのソフトを事務所内で数個購入したり、お客様にバージョンアップの都度負担をお願いし、更にOSの変更も必要だったりするとかなりの投資額になってしまいます。一方サーバー導入は高額投資になるだけでなく、自前の管理者が必要になります。 その点、SaaSなら月々の使用料を支払うだけなので、初期投資は不要だし、バージョンアップの度に料金も発生しないので理想的。また、ネット接続環境さえ整えば、OSの心配もいらない。 今回のもうひとの目的は、在宅勤務に利用できないかということです。今年も6月から始める予定の在宅勤務ですが、現在は自宅にて処理したデータはUSBを経由して、事務所にて吸い上げるというアナログ的対処になってます。作業終了したら自宅に居ながらにしてデータの変更保存ができたらいいなーと思っていました。 どうやらこれもそうなに多額な投資なしで可能性が見えてきました。 SaaS、クラウドは、データを外に預けるリスクを一番始めに考えてしまいますが、金融機関等を含む大手企業が利用しているデータセンターのサーバーなので、事務所内にデータを置いとくよりはよっぽど安全かもしれない・・・。 当事務所48年の歴史にはオフコン時代は無かったが、この業界の変遷は、「手書きそろばん時代」→「会計専用機オフコン時代」→「パソコン・インターネット時代」といった流れ。そして、経済縮小期つまり経費削減による顧問料の低価格化の時代において「クラウドサービス」がこの業界の新しい流れになるような気がします。 2012/04/17 ky
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