税理士法人山中税務会計事務所

なるほど税務

新会計基準への移行>>>手作業が無難?「急がば回れ」

2013年5月24日 19:19

本年から顧問を依頼された 社会福祉法人の決算が、昨日無事に評議員会で承認され一安心。
今年度予算は、先方にて新会計基準で予算書を作成したので、平成25年4月からの処理も新会計基準に準拠して処理することになります。



新会計基準移行のセミナーには、幾度か参加しました。
写真上は、全国社会福祉協議会の参考書。
財務諸表の体型変更、事業区分、拠点区分、サービス区分等の会計区分の変更そして1年基準、時価評価、リース会計、減損会計、税効果会計等の新しい会計手法の導入などが、変更のポイント。
新しい会計手法は殆どの場合無関係なので、会計区分の設定と科目の引継ぎが実務では、ポイントになるのではないでしょうか?



事務所にて使用しているのは、PCAの社会福祉法人ソフト。
ヴァージョン3まで旧会計基準に対応し、ヴァージョン4で新会計基準による処理が可能になります。
両者を橋渡しするのに「データ移行ツール」というプログラムを利用します。
しかし、どうも科目引継に無理があり不安を感じたので、途中まで作業をしましたが利用を辞めました。

ちょっと手間は掛かりますが、ヴァージョン4の前準備から決算数字を手入力することにしました。BS数字だけでなく、摘要文や自動仕訳も入力しなくてはなりませんが、多分この方法のほうが、科目や金額のバグに悩まされることがないのでは...。
「急がば回れ」だと思います(^_^)

2013/05/24 ky Blog Press
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