
2012年4月
<時々日記>
税理士業界を守るのは税理士法......?(会務)
2月から4月までの毎週土曜日、東京税理士会の研修プログラムに参加しました。
ガッツリ、スキーシーズンと重なりスキーは、震災の昨年に引き続き中途半端になってしまいました。
しかし、若い税理士の仲間も出来たし、これからの業界を改めて考える良い機会になりました。

会長から直接頂いた、修了証。
確定申告の期間と重なりましたが、95%と言う高い出席率でした。
私も初日の欠席以外は、皆勤でした。

最終日の講義は、租税法の重鎮「金子宏先生」の租税法の講義でした。
その他、かなり著名な方々の講義でした。
しかし、参加者が勤勉に通った理由は、講義のネームバリューではなく、従来型とは異なる講義形式だったからだと私は感じます。
胆は、講義の後のグループワークでした。自分自身で考え他の税理士と意見交換をして、それをまとめ上げ一つの提案にする。こんな作業は研修では勿論、実務でも経験したことがありませんでした。今回参加者の平均年齢44歳なので、若い税理士達の考え方に接するのは、とても新鮮な体験でした。
そして、私自身として一番の収穫は、この先の税理士業界を次世代に引き継ぐ事を可能にするのは、税理士法改正により無償独占を堅持する事では無いと言う事に気が付いたことです。
今回の第一回講義の日経連の阿部泰久氏、そして閉校式に挨拶をした税務学会副学長多田雄司氏が語った事が正道です。個々の税理士が、専門家としての勉強を重ね「さすが税理士!税務は税理士に頼むに限る。」と国民に納得させることです。そうすれば、規制改革、TPPはなんのその、弁護士も公認会計士も、恐るに足ず。
自分の立位置が、会務役員にどっぷり浸かってしまうと国民目線の当り前の事を見失いがちになりそうでした......。
2012/04/22 KY
BY BLOG PRESS
-- iPadから送信
尖閣諸島の相続税は?(税金)
東京都が尖閣諸島を購入するとの石原知事の発言で、マスコミ、政府も大慌て。
本来国が統治すべき領土問題に都民の税金を使うべきかの疑問もありますが、私も含め領土問題に疎い日本人としては、しっかり問題意識を持って対応を考える必要がありそうです。
そして、以外に知られていなかったのが、尖閣諸島の5島のうち4島が民有地だったというこではないでしょうか?
現在は所有者が年間2500万円の賃料にて国に貸し付けているそうで、数年前石垣市が固定資産税課税の調査のため島に上陸許可を申請したが認められなかったという経緯があります。ちなみに固定資産税は年間100万円くらいとのこと。
民有地ということは、将来相続税の課税対象になります。石原都知事が尖閣諸島4島をどれくらいの価格で交渉しているのか、いわゆる流通(?)時価も気になりますが、税理士という立場上、相続税評価額が気になります。
石垣市の固定資産税の税率は1.4%ですから、年税額100万円から割り戻すと約7100万円が固定資産税評価額と推測できます。
当然倍率区域でしょうから、沖縄県石垣市の倍率表を調べてみると・・・・。
「町名」欄・・・登野城
「適用地区名」欄・・・都市計画法上の用途地域及び農業振興地域内以外の区域の「1」に
「南小島・北小島・魚釣島(尖閣諸島)地区」と表示がありました。(左写真のピンクのマーカーの箇所、ちゃんと存在すること自体にビックリ。)
そして、倍率欄では「原野」欄に、「純3.1」となってました。
原野の評価をした経験はいりませんが、純原野という意味です。そして倍率3.1です。
従って相続税評価額は、2億2千万円ということになります。所有者は裕福なようですからもし現行相続税の最高税率50%が適用されると1億以上の納税です。
うーん、個人では、なんの利用もできない土地に1億以上の税金は不合理。所有者に売却したくない過去の歴史的経緯もあったのでしょうが、最近の事件後も民有地として放って置いた国の対応は疑問ですね~。
ちなみに日本が抱えるその他の領土問題の、「竹島」は国有地、「北方領土」も99%が国有地なのだそうです。
2012/04/18 ky
都会に咲いてる身近な花々たち(時々日記・その他)
写真左は、一週間前の通勤駅の中井のホームからみた、妙小寺川にかかる満開の桜。
昨日の土曜日の冷たい雨で、東京の桜も終わりました。
桜前線は、今は東北あたりでしょうか・・・?
桜以外でも、この時期は都会の身近な処に色鮮やかな花を目にします。
先週金曜日に訪ねた足立区のお客様の庭やヘェンス脇に、雑草に紛れてたくましく咲いていた紫色が鮮やかな花。しかも花の形がとても可愛い。
「ムスカリ」と言う花だそうです。年々自然に繁殖しているとのこと。
新宿の自宅向かいの家の道端に咲いている白色の花。
これは、葉っぱの形が「ニラ」に似ているので、「ニラ花」というらしい。
あまり見かけない珍しい花?
自宅プランターに咲いているのは、チンゲン菜の花。
食用目的で昨年秋に種まきしたけど、食するほど充分に大きく成長しなかったので、収穫せずに、得意の「ほったらかし」状態に。
なかなか、綺麗な花で楽しませてもらいました。そろそろ、今年も夏物野菜の準備の時期になりました。園芸店通いが始まります・・・。
2012/04/15 ky
「iScamil」ちょっと不便かも・・・KING JIMファンだけど。(経済社会一般)
2012年の2月下旬に販売されたiPad専用スキャナーを使用してみました。
KING JIMから発売された「Doking scanner iScamil」です。
スキャナ本体に立てるとコネクターと繋がって配線のためのコードは不要で、この状態で充電されるのが売りとのことです。
App Storeから、「i-Scan」というアプリをダウンロードして、iPadにインストールします。
左の写真の私のiPadでは、二段目の一番最後にあるアイコンが、そのソフトです。
勿論無料です。
アイコンをタップして選択すると、i-Scanのスタート画面が現れます。
この画面はかわいくてなかなかお気に入り。
写真の少女の笑顔がかわいいでけでなく、写真が挿入口に、チョコチョコ入ったり出たりする動作が、微笑ましい。
用紙を挿入口にセットして、右下のスキャンをタップするだの簡単操作。
原稿がスキャナーに吸い込まれていく様子。
iPadの画面の下から、原稿がスルスルと昇ってきます。
テレビでみかけるiPadを利用したマジックのようで、なんだか不思議な感じ。
設定も操作も超簡単ですが欠点は二つ。
一つは、スキャナーに置くだけで充電されるとのことですが、私も含めほとんどのユーザーはスマートカバーだけでなくバックカバーを装着していると思われるので、これらカバーをその都度取り外さなくてはならないのが面倒です。 私の場合、結局iScamilがiPadの指定席にはなりませんでした。
もう一つは、保存形式がJPEG形式のみだと言うことです。従って、複数枚の原稿はそのままではひとつの資料として取り扱うことが出来ない。
使用場面は、写真をiPadに取り込みたいとか、一枚ものの資料を急いで取り込みたいといっ場面かもしれない。でも後者の場面なら、iPad本体のカメラで撮影してしまったほうが、明らかに手っ取り早い・・・・。
とは言っても個人的には、KING JIMの販売する電子事務ツールは個性的で大好きです。
2012/04/10 KY
新聞の電子版比較(経済社会一般)
日経新聞の電子版、特にiPad対応版を購読して1ヶ月経過しました。

電子版の新聞としては、先行の朝日新聞のほうが出来が良いと言うのが素直な感想です。
日経新聞は、上の写真の通り紙の新聞を電子版にすることを意識し過ぎて、電子版の利点が生かされないものに終わってしまってます。
一番改善を望むのは、文字の解像度ではないでしょうか。普通のPDFファイルで、かなりズームアップしないと読めない。
そして電子版として特徴的な、記事のスクラップの比較では...。

上の写真は、朝日新聞のスクラップブック。
電子的ながら、アナログ的に処理されるこの機能は、個人的には大好きです。
スクラップする度に、ワクワクします。

一方、上の写真が日経新聞の記事のスクラップ。
朝日新聞のそれと比べると、余りにもショボい...。
ユーザーが個々に必要とするデータを、いかに個性的に収集出来るかが、電子版の新聞の胆だと思うのですが。
とは言っても税理士と言う仕事柄、日経新聞のコンテンツは不可欠なので、朝日新聞の電子版より日経新聞の電子版をこの一月読むこととなりました。自宅ポストに届けられる紙の新聞は、全く手にしなくなりました。
当初は紙の新聞にプラス1000円で電子版新聞と考えれば、高価とは思わなかったけど、今は、紙の新聞を辞めて電子版新聞だけで月額4000円は余りにも暴利なのではと感じる...。
日経新聞は、電子版としての進化とコストを再考する必要が有ると感じます。
2012/04/01 ky
From Blogpress
-- iPadから送信