
2010年11月
<時々日記>
最終回「龍馬伝」と不安な民主党・・・(時々日記・その他)
11月28日に大河ドラマ「龍馬伝」の最終回が放送されました。
テレビで見るドラマは、ここ数年大河ドラマだけです。毎年、最終回を見終わると今年も終わりに近づいたと感じます。
主演の福山雅治は別として、岩崎弥太郎を演じた香川照之は、10ヶ月間、すばらしい演技だった。
最終回で、龍馬が良く口にしたと妻「おりょう」の言葉。
「夢と望みに満ちた国をつくる。この国に生まれてきて良かったと思える国を。」最終回では寺田屋にて龍馬が暗殺されるまでの物語でした。承知のとおりその後日本は明治維新に向かっていくのです。
15ヶ月前に「平成維新」と比喩して生まれた民主党政権は、龍馬が口にした国作りと逆方向に進んでいて不安であります。
沖縄の普天間問題から始まり、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件、ロシアによる北方領土の圧力、さらに北朝鮮の延坪島砲撃による朝鮮半島緊張への対応・・・。
外政ではその場しのぎの対応で信念がみられない。諸外国からは主張のない不思議な国として映ってはいないだろうか。
内政でもムダ使い刷新を唱えるが実現力のない事業仕分、バラマキにしか思えない農家個別所得補償や子供手当て、エコに反し景気刺激にも疑問な高速道路無料化、やる気の見えない公務員制度改革そして閣僚の失言など、すべて中途半端で混乱を招く施策ばかり。
私の専門分野である税制改正も実現不能なマニフェストに縛られ財源探しのその場しのぎ。結果として理論度外視の税制で税制抜本改革はまたまた先送りです。
給与所得控除や配偶者控除の高額所得者への制限は行きすぎると、課税の公平を損ね、富裕層が海外に脱出してしまい結果として、低所得者だけが国内の残ってしまう危険もあります。
支持率1%でも辞めないと主張するならば、税制改正ではなぜ消費税10%封印するのだろうか。選挙に不利だからとの政局重視の判断たけで政治の舵とりをすることに嫌気がさしたから民主党を選択したのに・・・。消費税率引き下げは逆進性の問題はあるが、税制をこじくり回すより、むしろ国民には判りやすい。
民主党マニュフェストのお題目は「元気な日本を復活させる。」とあります。大学を卒業しても4割以上の若者が働く場所がないとう状況では、彼らが志をもってこの国を支えていこうという意欲も沸いてこない。「夢と望みに満ちた国」は遠のくばかりです。
日曜日の夕方はギターレッスンの時間なので、大河ドラマはいつも夜10時からBS放送で見ています。そんなわけで、最終回の龍馬暗殺シーンで「愛知県知事選」当確テロップが流されたことも知らないし、NHKに苦情が殺到していることも知りませんでした。
2010/11/29 ky
横浜美術館・・・ドガ展(経済社会一般)
11月の美術館巡りは、11月23日に横浜美術館を訪れました。踊り子の画家として有名なエドガー・ドガの「ドガ展」です。
予想していたより混雑していなかったので比較的ゆっくり鑑賞できました。
ドガの初期の作品は、古典主義的でその描写は卓越しています。肖像画はもちろんてすが、セラミスの為の習作である、鉛筆ないし水彩にるよるドレープ(衣紋)の下絵を見ると感銘します。
「バビロンを建設するセラミス」「綿花取引所の人々」などの有名な作品を鑑賞することが出来ます。
その後、画題を「競馬」「踊り子」「浴女」、また視力の低下による「パステル画」「写真」さらに死後にアトリエから沢山発見された「彫刻(蝋製)」と、ドガという画家がいかに一生涯に渡り芸術に携わり、表現をし続けたかったのかという回顧展になっていました。
一番有名なのは、「エトワール」。
この場所だけは常に沢山の人だかりでした。
個人的に気になったのは、ギターを弾く人が描写されていた作品。音声ガイドでは、ギターを弾く指先の描写は何度も試行されたとのこと。ちゃんと「G」を押さえてる!!
自宅に戻ってこの絵「ロレソン・パガンとオーギュスト・ド・ガス」を調べてみました。
パガンは当時人気の歌手兼ギタリストのスペイン人、そしてもう一人はドガの父親です。裕福な銀行家の父の援助があってこそ、美術学校やイタリア等の海外に渡れたのに、父親単独の肖像画は一枚も描いていないのだそうです。
理解できるなー、ドガの気持ち・・・・。
行きは「池袋駅から湘南ライン」そして帰りは「みなとみらい駅から東横線」。いずれも1時間位で
訪ねられる。事務所に通う時間と大差なし。横浜が予想外に近いことに少し驚きでした。
2010/11/25 ky
1Q84電子書籍「海賊版」?(経済社会一般)
11月9日夕刊の一面トップに掲載された「1Q84」無断電子化の記事。
作者である村上春樹氏の知らないところで、中国語版がアップストアという、アップル社が独占的にゲーム、ビジネスツール、電子書籍等を販売する配信サイトで売られていたそうだ。
記事では海賊版という表現だが少し意味が違うのではないだろうか。作者本人によって表現された
日本語の「1Q84」が本来の出版社である新潮社や著作者に無断で販売されたのであれば海賊版と言える。しかし、今回は作者本人が翻訳したものでないし又翻訳を作者本人が確認許可したものではないから、まるで「別物」なのです。
沖縄尖閣諸島沖の中国船衝突の画像が、「ユーチューブ」に漏洩するなど、最近の事件は数年前には考えられないような出来事が多い。
これらの事件にかかわる電子書籍、動画サイトやソフト配信サイトなどに馴染みの薄い高齢者の方々は、事件を正確に把握できないのではないだろうか。
青豆が潜んでいた高円寺のマンションに隣接する児童公園まで、この夏散歩してみようと思っていたら、今年もあと2ヶ月を切ってしまった・・・。
2010/11/11 ky
羽田国際ターミナル(経済社会一般)
10月31日は、今年最後の札幌出張の日でした。
この日は、32年振りに羽田空港から海外への定期便が飛び立つ日でもりました。
出発より少し早く家を出て国際線乗客ターミナルを見学に行きました。
モノレールの改札を出るとすぐに二階の入国手続のカウンターがあり、また出国手続カウンターも三階なので、とてもアクセスが良い。
見物客で、どこのフロアも大混雑・・・・
四階が、マスコミで話題になっているスペース。
「E・DO MARKET PLACE」。
江戸小路、江戸前横町、江戸舞台などのショッピングエリアだが、写真のとおりこちらも見物客が多くて、店内に入ることもままならない状況・・・・。
ちょうど32年前は、自分自身が10ヶ月の語学研修で米国に行っていた時です。出国は羽田空港でしたが、帰国は成田の予定でした。しかし、成田空港の反対闘争で開港が遅延して、羽田空港に戻って来たことを思い出しました。
今朝の新聞では、空港見学を希望する団体からのオファーが結構あるとのこと。
そこで、またまた思い出しました。小学校の社会科見学で羽田空港を訪れたことがありました。
なぜだかその時の記念写真を購入した封筒が、40年以上も引き出しに眠っていたことも。
「東京国際空港」と表記されています。
封筒の中からは、小学校4年1組の名簿が入ってしました。
下から3番目に自分の名前が。
女子も含め、名前をみると全員の当時の顔が目に浮かぶのがとても不思議でした・・・・。
2010/11/02 ky