
2009年6月
<時々日記>
華奢(きゃしゃ)な骨太2009(税金)
政府は「骨太方針2009」において、社会保障費の2200億円抑制を撤回しました。それに関連して、6月24日の日経新聞3面に「こんな骨太ならいらない」という記事が掲載されていました。
「衆院選挙を目前にし、国民に難しい説得が必要な制度改革は避け、国民にお金を配る安心の政策ばかりを強調する。その安心政策を支えるための成長の道筋は描けているのか、国民の将来負担はどうなるのか。」とその記者は嘆いています。
私たちが中学生に対して行う租税教育では、「家庭の財布と国の財布」という説明で、いまの国の財政状態を理解してもらい、その対策を考えてもらうという方法で授業をしています。
家庭でも国でも、収支バランスが崩れたら破綻します。
その改善策は、収入を増やすか支出を減らすのいずれかです。収入を増やすだけなら、借金をするという方法もありますが、改善にはなりません。
家庭において収入を増やすとは、父さんに残業してもらう、お母さんにパートしてもらうことになります、そして支出を減らすとは、生活費を切り詰め節約することになります。
国において収入を増やすとは、増税するということになります、そして支出を減らすとは歳費を抑制することになります。
どちらが優先なのかと考えると、当然節約が先です。中学生でも判ります。節約しないで無駄使いの生活のまま、両親にさらに苦労を強いることは出来ないからです。
とりあえず、借金して贅沢に暮らして、足りなくなったら増税する。これは破綻に向かっていると中学生でも判ることです。
先日の職場体験で一人の男子生徒が、国の歳入と歳出の円グラフを見て、国債費が公債金よりグラフにて占める面積が大きいのは、借金が増え続けることだと、すぐに気がつきました。中学生が理解できる破綻の選択をなぜ大人達が選ぶのでしょうか・・・。
租税教育活動(会務)
東京税理士会では、社会貢献活動のひとつとして租税教育に取り組んでいます。私が所属する東村山支部でも数年前から租税教育特別委員会を中心に活動しています。
他支部の租税教育の見学、税務署の派遣授業の見学、本会の研修会の参加を重ね、独自の活動が確立しつつあります。40分から50分の短い時間での一方通行の授業では限界があります。一緒に考えそして発言する双方向の税理士の立場からの授業が、私たちの求めるものです。
6月20日と6月23日に、租税教室に参加しました。
6月20日は、東村山6中の「地域に学ぶ」でした。過去数回租税教室を開催しています。40分の授業時間を2コマいただき、なるべく生徒に考えかつ発言の場を提供する授業になるよう工夫しています。過去はビデオ、クイズ、ディスカッションの方式でしたが、本年は「家庭の財布と国の財布」の授業とディスカッションで新しい試みをしてみました。
6月23日は、柳沢中学校の「職場体験」の受け入れでした。午前9:30から午後3:00までの長時間です。従って、生徒が飽きないように工夫をしています。「税金クイズ」や「税金のある国ない国ゲーム」など、独自のツールで、楽しみながら税金について学び、かつ職業としての税理士の理解を深めてもらうようにしています。
私自身、税金についての教育を受けることなく成人してしまいました。中学生の頃から少しでも税金を意識してもらい生活していくことは、とても大切なこです。税金は「取られる」のではなく「納める」のだという意識を一人でも多くの子供たちが持ってくれればと願います。
2009/06/23 ky
もんじゃとワイン(時々日記・その他)
昨年の5月より、東京税理士会の春季テニス大会に仲間の税理士と出場しています。会場は東京のテニスのメッカ、有明です。
成績はあまりこだわらず、実はアフターテニスを楽しみしています。それは、月島「もんじゃ」です。
前回は、誰一人お店の情報が無かったので、紹介所なるところにお世話になりました。しかし、結果はいまいち、というか失敗に近い・・・。ふつうの居酒屋に、おつまみとして「もんじゃ」があるという程度。
やはり美味しいお店は、自分の足と嗅覚で探すのが本道です。従って今年は、何件かのぞきながら探索。そして決めたのは、小さいお店で満席、しかも子供連れのファミリー客がいるところでした。
正解!!美味しいだけでなく、独特なもんじゃもありました。トマトとチーズそしてオリーブオイルを垂らすというもんじゃ、名前忘れました。ワインにあうもんじゃといえば通じます。
さすがに、美味しいワインはありませんでしたが、チリのロスバスコスを久しぶり飲みました。なつかしい、赤ワインです。もんじゃには、この程度のクラスのワインがちょうどですね。
いくら火を使っているからといって、クーラーに入れてサーブするのは勘弁です・・・店主さん。
2009/06/15
お土産にICカードはいかが?(経済社会一般)
5月に事務所の顧問先で一番遠い札幌の会社に出張しました。ホテルに行くまでの千歳空港から札幌までと、顧客の会社に行くまでの札幌から手稲までは、いつもJR北海道の電車を利用します。
訪れる度に、Suicaが利用できれば便利だなーと思っていました。ところが今回の出張からはSuicaの利用が可能になっていました。駅員に尋ねたところ、3月14日からJR北海道においてもICカードの利用がスタートしたとのことです。
写真のカードが、JR北海道の「Kitaca」です。東京の首都圏Suicaエリア、新潟Suicaエリアそして仙台Suicaエリアで利用が可能です。ちなみにキャラクターは、「エゾモモンガ」だそうです。
6月3日の日経新聞(27面)に、ICカード乗車券の発行が4365万枚となり、日本人の2.5人に1人が持っている計算になるとの記事がありました。記事と一緒に「SUGOCCA」の写真が掲載されていました。
「SUGOCCA」はJR九州。これはまだ九州でしか利用できません。そのほか、首都圏でも利用可能なJR西日本の「ICOCA」と首都圏では利用できないJR東海の「TOICA」があります。
これって、旅の記念やお土産にユニークでいいですね。特に、首都圏で利用可能な「Kitaca」と「ICOCA」は、喜ばれると思います。
2009/06/03
小平うどん(時々日記・その他)
小平では、糧うどんが有名です。田舎うどんに野菜を添えたもの。野菜はほうれん草、大根、白ネギなどです。
母の実家は小平にありましたから、幼少の頃からよく小平には来ていました。今は亡き祖母から、「うどんを買ってきなさい。」とよくお使いに行かされたものです。
私の記憶では、小平駅前の旧バス通りから路地を少し入った民家に行ったと思います。看板もでていない普通の家でした。祖母から言われた人数分を告げると、当時でもかなり高齢だった男性が、うどんを新聞紙に包んで渡してくれたことを覚えています。
ふるさと村にて小平糧うどんは食べられます。また、青梅街道ぞいにある「指田屋」さんでも食せます。
グリーンロード沿いにある、「指田屋」さんは妹さんが営業しています。糧うどんはありませんが、野菜天ぷら付きのうどんがお勧めです。汁の味が薄めで、うどんは個人的には、ここのが一番美味しいと思っています。
持ち帰りの生うどんがあります。四人前で600円でした。
さすがに、新聞紙には包まっていません・・・。
2009/06/01 KY