
2009年3月
<時々日記>
世間体とモラル(経済社会一般)
先日、JR中央線のある駅でチョット眉をひそめる光景を目にしました。
日曜日の午後、ホームでは沢山の人が電車を待っていました。私の横には、買い物を終え帰宅の途中らしき40代の女性が立っていました。
その女性は、買い物の袋から包装された箱を取り出し、その包装紙をはがし箱の中から何か食べ物を取り出しました。大判焼きでした。
周囲を気にせず口にパクリ。銜えたままの状態で、包装紙を包み直して箱を買い物袋に戻しました。その間1分以上今川焼きは女性の口に挟まったままです。見るに耐えない光景でした。
ハンバーグやアイスクリームを歩きながら食べる光景は当たり前になりました。しかし,大人が駅のホームで立ったまま食べ物を食するのは、いかがなものでしょう。
昔なら「世間体を気にしなさい!」と親に注意されたことでしょう。「世間体を気にする。」とい言葉を、小心者で個性に欠けるという、良くないイメージに解釈する風潮があります。しかし、私にとっては「世間体」は、モラル保持の大切なブレーキ役だと思っています。
電車に乗り込むとその女性は、わずかに空いた席めざして突進し、座るとすぐに大判焼きを食べ始めたのでした・・・・。
献金と請求(経済社会一般)
政治資金規制法により企業からの政治家への献金は禁止されていますが、政治団体への献金は合法なので、その政治団体から政治家に資金が流れるそうです。
最近新聞やテレビ等で報道されている某建設会社からの献金問題を見聞していておかしいと思う言葉があります。それは、「請求」という言葉です。
政治家の秘書がゼネコンの経理担当者に対して献金を請求したという事実があったそうです。献金とは、「ある目的に役立ててもらうように金銭を献上する。」と辞書には記してあります。
「献」という字は、「与える」という意味です。もらう側より、与える側の行為が主体となる、ある種一方的な行為です。
お金を請求してそれに基づき支払うものを、献金と言ってよいのでしょうか?これを適正な処理がなされた献金と認識する政治家に首を傾げるのは私だけではないはずです。