
2010年9月
<ブレイク>
ギター紹介#5 L・M・G 田原楽器製??(音楽)
久しぶりのギター紹介は、実は現役ではなく、物置そして倉庫で長い間眠っていたギターです。
「L・M・G custom」という名前の日本製のギターです。このギターは私が中学3年か高校1年の頃に購入したものです。よって、1970年代初めのもの。明らかに当時あこがれのマーチンのドレッドノートを意識したギターです。
自宅から徒歩3分位の目白通り沿いに当時「太田楽器店」というお店がありました。小さなお店でレコードはたいした枚数を備えていませんでしたが、お店の奥はギターの修理場になっていました。
もちろんギターも多数陳列していた記憶はありませんが、中学時代のギター小僧の福岡君から聞いた話では、加藤和彦さんのギターなどプロの楽器の修理をそこでしていたそうです。
ここの店主が40年前に薦めていたのは、ヤマハ等の有名メーカーではなく、「Jumbo(ジャンボ)」というメーカーのギターでした。そうです田原楽器です。
当時の私には、「Jumbo」は価格的に手が届かなかったので、店主に18000円のこのギターを薦められました。
この時、「Jumbo」と同じ所で製作されていると言われたと記憶しています。
たしかに、先ほどオークションに出品されている「Jumbo」J-40を見たのですが、そっくりです。サイドとバックの木目は同じですし、バックの膨らみもそのまま。違うのはネックです。私も当時から気になっていたのですが、ハイポジション付近のネックに木の節があるのです。たぶんネックの材に安い物を使い価格を抑え、名前を変えて販売していたものと推測します。
実は、今回このギターは北海道の安藤さん(アンチャン)という工房に、修理に出すことになりました。きっかけは、一緒にバンド練習しているやはり安藤さんが、中学時代に購入したヤマハのギターをアンチャンさんに調整してもらい素晴らしい状態に蘇ったことです。
北海道に発送する前に、弦を張り替えて昨夜弾いてみました。5年前に弾いてみた時は、なんとも思わなかったのですが、昨夜は胴鳴りがしてとても18000円のギターの音色ではありませんでした。サウンドホールの縁の木目からは、単板か合板か判断微妙です。でも、単板の可能性も・・・・。
再生されて戻ってくるのが、今から楽しみです。
2010/09/28 ky
ルソー「子供と操り人形」 世田谷美術館(ブレイク・その他)
やっとあの酷暑がひと段落、日差しは強いが素肌をなでる風はひんやりと秋を感じさせてくれます。
9月の美術館巡りは、世田谷美術館に行ってきました。「ザ・コレクション/ヴィンタートゥール」です。
今までは、動的な芸術である演劇・映画・音楽は守備範囲でしたが、静的な芸術はちょっと苦手でした。まだまだ、素人で知識もないけれど、純粋に絵を鑑賞することがとても面白いと思うようになってきました。
ヴィンタートゥールとは、スイスの小都市ですが、資産家達が数多くの美術作品を集めた文化都市として有名なのだそうです。
展示は第一章印象派から始まり第八章素朴派まて゜の構成です。初心者の私には音声ガイドが頼りです。
今回見たいのは、なんと言ってもアンリルソーの作品。「子供と操り人形」でした。今回は「赤ん坊のお祝い」という題名になっています。美術の世界でもなんだか邦題はいい加減・・・・。
とても不思議な絵です。金髪のちょっと小太りの子供(男女の区別はつかない)が、堂々と真ん中に立ち、花摘みなのに左手に操り人形を持ってる。足下の芝生や背景の木々の緑の描写と色使いは、ルソー独特です。なんとも、印象的な絵で、一度見れば忘れないインパクトがあります。
今回ルソーの作品は、たった2作品でしたが他の作品も興味深いものでした。
世田谷美術館の会場で知ったのてすが、箱根のポーラ美術館では、ルソーの特集が先週の土曜日から来年3月まで開催されているそうです。しかも、16作品。世田谷美術館からも4作品貸し出されているそうです。
是非、年内に一度、そして年明けてからもう一度行ってみたいものです。
2010/09/21 ky
秋の気配、飽きの気配・・・・(音楽)
昨夜の雨で、今朝は空気が冷たくなり、ようやく酷暑の夏も終わり、秋の気配を感じほっと一息。
秋の気配の感じ方は、人それぞれ。肌に感じるひんりした風、日が短くなり早く訪れる夕方、空高い雲、夜に鳴く虫たちの声、祭りお囃子や御輿・・・。
まだまだ暑かった先週、車の移動中に何度かオフコースの「秋の気配」をラジオ番組のリクエストで耳にした。
30年以上前の曲だが、美しい旋律とまさに初期のオフコースという小田氏と鈴木氏の独特のハーモニー。
そして、先週土曜日の朝日新聞「be on Saturday」では、この曲特集をしていた。おもしろかったのは、歌詞の解釈。実は「秋」は「飽き」でもあったのではと・・・。
恋人だった女を「飽きた」という理由だけで捨てるという男のわがままの歌詞。歌謡曲の別れの唄の流れは、「ふられる女」→「ふる女・ふられる男」→「ふる男」なのだそうです。「ふる男」の気持ちをリアルに歌う唄はオフコース以外あまり例がないのだそうです。
そういば、私か好きでよく歌うオフコースの「眠れない夜」も、わがままな男の気持ちが表現されている・・・・
「愛のない毎日は
自由な毎日
誰も僕を責めたり
できはしないさ・・・」
写真は、当時購入したドーナッツ版のレコード。
今見ると、歌詞カードにはなんと楽譜記されている。、秋の気配がおとずれた眠れない夜にギターで奏でてみようかな・・・・
2010/09/15 ky
夏テニス・・・、お洒落なコート(スポーツ)
2010年は、スキーで手首を怪我してしまったので、テニスを半年以上休んでしまいました。
その反動か、ことしの夏は酷暑の中テニスを頑張っています。
炭水化物ダイエットと夏テニスを併用して体重が、昭和の体重に近づいてきました。
9月の第一土曜日と日曜日に税理士会東村山支部のテニス合宿がありました。
9月とは言え軽井沢でも今年は、まだまだ暑いです。
しかし、ご覧の通り過去数年の軽井沢合宿の中では、テニスコートに一番大勢の人が居ました。
いつも使用するコートは、北軽井沢にある「今井コート」。
クレーコートのコンディションは、北軽井沢近辺では、一番すばらしいです。
そして、お洒落なコートの意味とは・・・・。
コート上に「Welcome!!」の文字が描かれていました。
昨年までは、無かったチョッとした気遣い。
最近はクレーコートでプレイする機会がなくなりましたが、過去25年間テニスをしていてこんな
お洒落な気遣いは初めてでした。
ちょっと判りずらいけど、私達からの帰りのメッセージ。「Thanks!!」
二日目もメッセージがありましたので、
「See you!!」と記してきました。
来年の夏もまた、楽しい合宿ができますように
の願いを込めて・・・・。
2010/09/06 ky
諸橋近代美術館(ブレイク・その他)
ここ5年間、毎年8月に釣りで福島を訪ねています。
今年は、初めて諸橋近代美術館に行って来ました。
すばらしい環境の中にある美術館に感動します。
美術館前の川が流れる庭。
のんびり釣りでもしたくなる環境。
川の水の中をよーく見ると、やっぱり居ました
そこそこのサイズの魚。
ここの美術館は、なんといってもサルバドール・ダリ彫刻、絵画等350点保有するので世界有数のコレクションです。
「やわらかい時計」をイメージした有名な「記憶の固執」という油絵。
この作品は、ニューヨークの近代美術館にあります。
下の絵は、ダリが尊敬していたというオランダの画家、ヨハネス・フェルメール。
ここには、参考として絵画の写真が掲示されていたので、興味が沸きました。
左は、「真珠の耳飾りの少女」そして、右は、「牛乳を注ぐ女」。
人物の描写がすばらしく、引き込まれます。そして周辺も緻密な意図が感じられます。
現存する作品は少なく、33から36点で、日本にはありません。
しかし、フェルメールの作品を保有するオランダの美術館が大規模な改修工事の計画があり、
日本に貸し出され、2012年の7月から9月まで東京美術館にて展示されるそうです。
これは、楽しみ・・・・・。
2010/09/01 ky